「あの成功者たちがこっそり使っている!」
経営コンサルタントの神田昌典氏が経済的成功を収めたのは、こういうタイトルを命名した本を出してるからだろう。
しかし文庫化される前、この本のタイトルは「なぜ春はこない?」だった。
「なぜ春はこない?」では、あんまり売れないかもしれない。
今は刺激的なタイトルの本が氾濫している。
そんな中、大和書房の「だいわ文庫」から、この本を探し出すのは至難のことだろう。
けれどこの本は読むに値するので、ご紹介します。
ボクは占いを信じません。
著者の神田氏も信じていません。
けれど、どうも人生には12年周期でめぐるサイクルがあるらしい、という処から始まって、自分史を分析してみると、確かにそういうリズムがある。
だから興味深く読めた。
最近、神田氏の本を続けて読んでいるのは、“ふむふむ”“成る程”、“そうですよね”、と共感する部分が多いので。
正直ちょっといかがわしいイメージを感じていましたが、(この文庫のタイトルもそう)最初に読んだ本のタイトルが「非常識な成功法則」であったので。
けれど、かなり確かな事が書かれている。
今日は有休をとったので、図書館で自分の過去六年間を辿ってみた。
手帳とノートから、タイムマシンに乗ってもう一度、生き直したような気分になる。
神田氏の提唱する「春夏秋冬」理論になぞらえてみる。この理論は、経営の「成長カーブ」を人生に適用したもの。
三年毎に、季節は巡る。そう考える。
季節を当てはめてみる。
今、どの季節を過ごしているのか?
過去と現在、そして未来を考察するにあたって、今自分はどの季節にあって、何を注意し、これからの季節の備えをどうすればいいか?・・・そんな事を考える。
試してみると自己発見がある。
結局、自分の中に宝の山があると思える人間は、占いを信じない。
しかし、人類の叡智のひとつとして、占いや占星術を活用することはあるだろう。
汝自身を知れ・・・という言葉があるけれど、自分自身が生きてきた道程を自分自身が知らないと知った日。
あの苦しい日々が、今の自分の基礎をつくってると知った。
それが今日、有休をとったことの成果。
汝自身、知っていますか?
あの成功者たちがこっそり使っている!―「春夏秋冬理論」で今日から運が開く (だいわ文庫) 著者:來夢,神田 昌典 |
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