「成功者の告白」 神田昌典氏の著作
永年進めてきた仕事に諸事情が重なり、しばし待ちの状況となった。
「待ち」の状況があまり得意でないボクは、その「待ち」の間に勉強しようと考えた。
書店で買い求めた本の一冊が、この「成功者の告白」(講談社+α文庫)だった。
副題に、<5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語>とある。
物語として良く出来ていて、いつのまにか引き込まれ、二日足らずで読み終えた。
感動できる本物の感情が、この物語に流れている。
ある種の成長物語ーそこに、著者の体験(真実)が込められているからだろう。
仕事に役立つ部分がたくさんあるので、途中からアンダーラインを引きながら読んだ。
例えばー
「その執着を手放したとたん、はじめて自分に戻れた。」(P83)
「執着を手放せば、それと等価以上のものが、まもなく現れる。」(P284)
そして今日のTwitterで、神田昌典氏が次のように呟いているのをみた。
「手放すべきものを手放せるか?それが存続できるかどうかの分水嶺です」 (引用)
「成功者の告白」の中で、次のような一節があったのを思い出した。
「成功したいならね、偶然に注意して。偶然を偶然と思わないで」(P56)
<引き寄せの法則>のように、この言葉たちが自分に働きかけてくることを、偶然として片付けることはできないと思った。
今、進めている仕事を一旦、手放してみよう。
そう内面の声がする。
愛着のある仕事は、大いなる執着を自分の内に育んできたようだ。
それを手放し、自由になって、新しい皮袋に新しいワインを入れる時なのかもしれない。
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