吉瀬美智子さん 「ハガネの女」 Round 2
「ハガネの女」第2回目を観た。
Round2(ラウンド2)とタイトルされている。ボクシングと同じく、吉瀬さんの二回戦だからだろう。
小学校4年を演じる子役たちが上手い。
天性の役者である子役たちが演じるのは、動物の世界と同じく力の支配する世界だ。
言葉による、あるいは腕力によって支配される世界を子供たちは生きている。
その子供たちを、さらに親たちが支配している。
きっと大人の世界も力で支配されているのだが、子供の力量では解決しえない事態に直面してる子供の孤独は深い。
吉瀬さん演じるハガネも、解決策が困難と思える事態に、戦いを挑んでいく。
今回もギリギリの処で、ドラマは調和点に辿り着いた。
子供を大所高所の安全圏から指導するのではなく、力に晒されてる子供の世界に降りていく感じである。
だから生傷が絶えないのであろう。
子供の世界の非情な論理に、吉瀬さん(ハガネ)は戦いを挑んでいる。
それは世界の非情な論理と戦うことと同じこと。
だから応援したくなる。
きっと自分もまた吉瀬(ハガネ)さんと同じような不器用な戦い方をしている。
最後の方で、吉瀬(ハガネ)さんをふった相手男性がちらっと出てくる。
全く存在感がない男性だ。
そうでしょう、そんな吉瀬さんをふるなんて。
そのトラウマ、さっさと捨ててくださいな。
あなたが相手にするような男では、ありませんので。
第3ラウンドも、みます。
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