新刊「チャンスをつかむ人、ピンチをつかむ人」
幻冬舎から6月15日にでた「チャンスをつかむ人、ピンチをつかむ人」は、タリーズで読むべきかもしれません。
ごめんなさい。今、エクセルシオール・カフェで、ボクは読んでいます。
タリーズコーヒージャパン創業者、松田公太氏の「人生のヒント」についての実体験に基づく書き下ろしです。
面白いのは、最初に二匹の犬の物語「チャンスとピンチの物語」から始まること。
チャンスもピンチも、犬として成長していく過程で「チャンス」と「ピンチ」に翻弄される。
この物語、なかなか面白い。
春に読んだ『頂きはどこにある?』も寓話によって「山と谷との対処法」について説いた本だった。
物語や寓話は記憶に残りやすい。
『頂きはどこにある?』で印象に残った言葉は、「谷とは恐怖心だ」(P77から引用)という処。
恐怖心に打ち勝って谷を克服し、山の頂きへ向かう・・・それを素直に受止めた。
松田さんは、二匹の犬チャンスとピンチに、それぞれ別の生き方と幸せを与えた。
人生は正解がひとつではないから、と説いている。
危は機なり。
そんな言葉があるように、人生のピンチはチャンスに変えられる。
そのようにピンチを認識して相対(あいたい)していけば。
そのことを、この本は等身大の言葉で語ってくれる。
たくさん書籍で紹介されている勝ちの法則やお得なヒントは、本当に人を豊かに育むものなのか?ボクにはよくわからない。
おそらく勝ち組、負け組というような二者択一で語れる時代は、とっくの昔に終わっている。
やはり一度はタリーズで、店員さんにそれとわかるように、この本を読みましょう。
「チャンスをつかむ人、ピンチをつかむ人」を読んでいる人は、ピンチにいるかもしれないけれど、きっとチャンスをつかむ人なのです。
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