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2010年6月23日 (水)

新刊「チャンスをつかむ人、ピンチをつかむ人」

幻冬舎から6月15日にでた「チャンスをつかむ人、ピンチをつかむ人」は、タリーズで読むべきかもしれません。

ごめんなさい。今、エクセルシオール・カフェで、ボクは読んでいます。

タリーズコーヒージャパン創業者、松田公太氏の「人生のヒント」についての実体験に基づく書き下ろしです。

チャンスをつかむ人、ピンチをつかむ人

面白いのは、最初に二匹の犬の物語「チャンスとピンチの物語」から始まること。

チャンスもピンチも、犬として成長していく過程で「チャンス」と「ピンチ」に翻弄される。

この物語、なかなか面白い。

春に読んだ『頂きはどこにある?』も寓話によって「山と谷との対処法」について説いた本だった。

物語や寓話は記憶に残りやすい。

『頂きはどこにある?』で印象に残った言葉は、「谷とは恐怖心だ」(P77から引用)という処。

恐怖心に打ち勝って谷を克服し、山の頂きへ向かう・・・それを素直に受止めた。

松田さんは、二匹の犬チャンスとピンチに、それぞれ別の生き方と幸せを与えた。

人生は正解がひとつではないから、と説いている。

危は機なり

そんな言葉があるように、人生のピンチはチャンスに変えられる。

そのようにピンチを認識して相対(あいたい)していけば。

そのことを、この本は等身大の言葉で語ってくれる。

たくさん書籍で紹介されている勝ちの法則やお得なヒントは、本当に人を豊かに育むものなのか?ボクにはよくわからない。

おそらく勝ち組、負け組というような二者択一で語れる時代は、とっくの昔に終わっている。

やはり一度はタリーズで、店員さんにそれとわかるように、この本を読みましょう。

「チャンスをつかむ人、ピンチをつかむ人」を読んでいる人は、ピンチにいるかもしれないけれど、きっとチャンスをつかむ人なのです。

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