« 20歳のときに知っておきたかったこと | トップページ | ハガネの女 吉瀬美智子さんは »

2010年6月 4日 (金)

書籍「20歳のときに知っておきたかったこと」から学べること 

20歳のときに知っておきたかったことって何だろう?ー自分にその問いを投げかけてみる。

それはきっと知識やテクニック(技術)等ではない。

これからの人生に対するスタンス、あるいはスピリットこそ20歳のときに、その片鱗でも知っておきたいもの。

つまり一生の指針のようなもの。

この本を一言で表すなら、「人生の起業家たれ!」ということであろう。

全10章にそれぞれテーマがある。コンセプトと言い換えてもいい。

「自分の殻を破ろう」「みんなの悩みをチャンスに変えろ」「ルールは破られるためにある」「機が熟すことなどない」「早く、何度も失敗せよ」「無用なキャリア・アドバイス」「幸運は自分で呼び込むもの」「自己流から抜け出そう」「及第点ではなく最高を目指せ」「新しい目で世界を見つめてみよう」・・・以上の10のコンセプトに豊富な事例を添えて編まれてある。

母親が息子に願うこととは、おそらくこういうことである。

自らを活かす場を自ら見出して、その進むべき道で人生の幸福を味わってほしい。

そこには主体性とそれを支えるマインドが必要なのだ。

そしてそれが、起業家精神ということなのだろう。

人は誰もが起業家である。

それに気づいていないだけだ。

そんな気づきを与えてくれた「20歳のときに知っておきたかったこと」。

ボクは今日2回目の精読を終える。

行間から著者のやさしさが伝わってくる。とてもタフで前向きな人だ。

|

« 20歳のときに知っておきたかったこと | トップページ | ハガネの女 吉瀬美智子さんは »

コメント

人生の起業家――良い言葉です。
挙げられているテーマだけ見ても、こうありたい!!と思えるような気がします^^
模索中の私にも、元気をくれそうな本ですね。
今度見かけたら手にとってみようと思います!

投稿: とーこ | 2010年6月 4日 (金) 23時26分

とーこさん

今から十年ほど前に、スタンフォード大学へ行ったことがあります。

シリコンバレーにいる友人に案内してもらい、小学校を卒業したばかりの長男と、そのキャンパスを散策しました。

もしもこの本と同じ内容の講義を、スタンフォード大学で聴講しようとしたら、多額の費用とたくさんの時間を捻出する必要があるので、本というものは、有難いものですね。

イタリアの中世の回廊のようなスタンフォード大学の学内で学ばれることを、この本で学ぶ・・・それは贅沢な知的冒険でした。

もしも何か困った時に、それを乗り越えるマインドを学べる本です。

結局、乗り越えるためには、自分のメンタル・ブロックを壊さなくてはならないのですから。この本にはその力がありそうですよ。

投稿: チャーリー | 2010年6月 6日 (日) 11時24分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 20歳のときに知っておきたかったこと | トップページ | ハガネの女 吉瀬美智子さんは »