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2010年6月15日 (火)

長男の武勇伝 資格試験を終えて

ワールドカップの初戦勝利を、長男はなにより喜んでいた。

興奮気味に語ってくれた。

長男は長い資格試験の勉強を経て、この日曜日その試験を終えた。

自己採点をして、ほぼ合格ラインを超えたという確証を得た。

日曜の晩に、試験を終えた長男と待ち合わせをして、軽く飲みにいった。

前回の試験では苦杯をなめた。

今回の勝利を祈念して、別のお店に入る。縁起をかつごう。

そこで長男の話を聞いた。

それは、控えめな「武勇伝」だった。

ただただ聞き役に徹した。

どんな問題が出て、どう切り抜けたか?

どこで予想が的中する「奇跡」が起きたのか?

試験勉強が、どれ位大変であったのか?

彼がそのドラマの主役であり、勝利を手にするまでの苦闘の記録なのだった。

武勇伝を語る長男の顔は、すっきりとしていた。

すがすがしかった。

(君は成長したね。)

「図書館の使い方をパパに教えてもらって、感謝しているよ。僕は充分、図書館で勉強する術を身に着けたよ」

長男の言葉が、うれしかった。

勝利すること。

そのうれしさは格別だが、そうやって戦い勝利できるという自信がなによりうれしい。

どのような戦いであっても、勝利の方程式には王手をかけてほしい。

ワールドカップの中継も、報道も、こころおきなく見ればいい。

その中に、君は勝利の在りかを探っているはず。

次の試合は、一緒に応援しよう!

そう朝に約束して、ボクは家を出発した。

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