吉瀬美智子さん ハガネの女 Round4
吉瀬美智子さん(ハガネ)は、普通の人が怒るべき処で怒らない。
誰もがとるであろう感情的反応を、おそらく技巧的に選択しない。
怒るよりも冷静になる。
悪戯された給食のカレーを何事もないかのように美味しそうに食べる吉瀬さん。
その笑顔。
自分を誹謗する怪文書に対し動じない。
そして料理実習で熱湯をかぶった吉瀬さん(ハガネ)のその直後の行動は、対決相手・マリに「大丈夫?やけどしなかった?」と云うことだった。
Round4のテーマは「対決」である。
モンスター・ペアレントとその娘マリ。
吉瀬さん(ハガネ)は対決し、そしてモンスター・ペアレントを制圧した。
「寝言はそこまでですか?」と静かに云う吉瀬さんの方が一枚上手(うわて)なのだ。
たくさんのトラブルが一話の中に詰め込まれており、吉瀬さん(ハガネ)はこの難局にどう対処するか? そんな思いでドラマを観ている。
最終的に納まるべき処に着地する。
それは、吉瀬さん(ハガネ)が問題に対処しているのであって、感情的に反応しないからである。自分の内面の感情に対処するという内的問題を抱え込まない道をとるからだ。
それが吉瀬さんをハガネたらしめている処。
どうでもいいことには感情を発散させ、ここぞという時には感情的反応を選ばない。
それがハガネの行動原理なのであろう。
だからカッコいいのだ。
次回も波乱の展開だが、冷静で優しい吉瀬さんは翻弄されても戦い抜くはず。
その姿をまたみたい。
彼女のバトル・フィールドは学校であるが、そこが彼女の戦うべき社会なのだ。
| 固定リンク
コメント