« 猛暑日 その軍門にくだらない | トップページ | 石田衣良さん エッセイ「空は、今日も、青いか?」 »

2010年8月19日 (木)

恋する日本語

NHKのドラマ「恋する日本語」をHDレコーダで録画しておいた。

PSPに<お出かけ転送>して、朝の電車で視た。

「恋する日本語」は、そのタイトルから連想した映画「恋する惑星」と違って、教養を重視した静かな作りだった。

小山薫堂さんが冒頭で手書きのメッセージを呈示する。

「日本語は、人が恋をするために生まれた言語である。」

作家らしい詩的なメッセージだ。

短いドラマ形式で取り上げられる恋する日本語は、次の言葉ー。

【あえか】

【涵養】

【洒洒落落】

【恋水】

【忘れ種】

それぞれの言葉は、もはやあまり使わなくなった日本語である。

美しい日本語を、絶滅種にしてはならないと思った。

日本語は、やはり日本の文化体系のコアだから、とても大切だ。

文学や教養は大切なのに、エコノミーでは最初に切り捨てられがち。

<文化>は金がかかる割りに、成果がみえないーそんな云われ方をする。

けれどその成果がみえない<文化>は、人と人とのつながりを豊かにし、社会を優しくしていける力を持つとボクは考える。

日本にアンドレ・マルローが必要かもしれない。

この夏の終わりに、万葉集の世界を探訪してみたいと、思った。

早朝のオフィスから「天使の階段」が見えた。

Img_3823_1

Img_3824_1

古来の日本人は、それをなんと詠んだのであろうか?

|

« 猛暑日 その軍門にくだらない | トップページ | 石田衣良さん エッセイ「空は、今日も、青いか?」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 猛暑日 その軍門にくだらない | トップページ | 石田衣良さん エッセイ「空は、今日も、青いか?」 »