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2010年8月22日 (日)

映画「冷静と情熱のあいだ」

映画「冷静と情熱のあいだ」を、昨日久しぶりに観た。

ミラノとフィレンツェに行った頃の思い出と、この映画はどこかでつながっていて、映画を観る度に、ミラノとフィレンツェに行きたくなる。

そして、きっといつか行くだろう。

冒頭のフィレンツェに入っていく空撮シーンは何度観ても素敵だ。

竹野内豊(順正)とケリー・チャン(あおい)が、好ましいので何度も観れる。

Img_3848

「冷静と情熱のあいだ」というタイトルを初めて知った頃、この不思議なタイトルは謎めいていた。

しかし昨日、その意味がみえた気がした。

冷静と情熱の間(あいだ)には、列車の中での「あおい」の涙があり、ドゥオーモの鐘楼の響きもある。

つまり孤独があり、喜びがある。

それは永遠でもあり、つかのまの思いでもある。

人は冷静と情熱の間を揺らぎながら生きていく存在なのだ。

そして冷静と情熱の間には、たぶん美意識が求められるのだろう。

十年の愛が素敵にみえるためには。

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