映画「冷静と情熱のあいだ」
映画「冷静と情熱のあいだ」を、昨日久しぶりに観た。
ミラノとフィレンツェに行った頃の思い出と、この映画はどこかでつながっていて、映画を観る度に、ミラノとフィレンツェに行きたくなる。
そして、きっといつか行くだろう。
冒頭のフィレンツェに入っていく空撮シーンは何度観ても素敵だ。
竹野内豊(順正)とケリー・チャン(あおい)が、好ましいので何度も観れる。
「冷静と情熱のあいだ」というタイトルを初めて知った頃、この不思議なタイトルは謎めいていた。
しかし昨日、その意味がみえた気がした。
冷静と情熱の間(あいだ)には、列車の中での「あおい」の涙があり、ドゥオーモの鐘楼の響きもある。
つまり孤独があり、喜びがある。
それは永遠でもあり、つかのまの思いでもある。
人は冷静と情熱の間を揺らぎながら生きていく存在なのだ。
そして冷静と情熱の間には、たぶん美意識が求められるのだろう。
十年の愛が素敵にみえるためには。
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