石田衣良さん エッセイ「空は、今日も、青いか?」
石田衣良さんのエッセイ「空は、今日も、青いか?」は、リクルートのR25を手にした時には必ず読む。
最新号では「絶対、バカンス法!」(第29回)のタイトルで、バカンス法を成立させたフランスが50年かけてバカンスを2週間から5週間に伸ばしていった経緯を紹介している。
●「日本人はもともと会社が好きだし、働くのが好きなのだ」(引用)
そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
会社にいる仲間が好きな人が大勢いて、それで<会社>を好きと思っているかもしれない。しかし<会社>がその人を好きかどうかは、わからない・・・。(ごめんなさい。少しシニックに書いてみました。)働くのが好きなボクはそう思う。
●「今のこの国に足りないのは、金でも物でもなく、たのしさなのだ」(引用)
たのしさ、それを大切にしたいし、増やしたいものだ。(しかしお金も大切です・・・)。今まで消費こそ快楽と信じ込ませてきた資本主義がほころび始めている。
●「生活をたのしみ、未来に期待する気もちなのだ」(引用)
ほんとうに、その通りです。
生活をたのしみ、未来に期待するーそれは人間にとって素敵な在り方です!
そして、我が身を振り返る。
8月は夏休みもなく過ぎようとしていた。
気がつけば、7日(土曜)を最後にお休みをとっていないのか・・・。
それは自分で納得してMy Prj.や勉強に費やしたこと。
なので、むしろ楽しい日々だった。
別にワーカホリックでもなく、気がつけば、明日の土曜が、ぽっかり14日ぶりのバカンスのように感じられる。
そういう夏もある。
多分、ボクは法律などで縛られることが、いやなのだ。
バカンスくらい、自分の意志で自由にとれる大人になりたいのだろう。
その代わり、バカンスなしに過ごす夏も、あっていい。
けれど明日はバカンス。
ボクは明日をバカンスにしようと思った。
夏の終わりを静かに過ごして、行く夏を慈しみたいと思う。
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