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2010年9月21日 (火)

月9 夏の恋は虹色に輝く 最終話

2010年の夏、楽しませて貰った「夏虹」も、いよいよ最終話。

最終話は、竹内結子(詩織)さんと松潤(大雅)、そして詩織の一人娘(うみちゃん)が、三人で一緒に虹をみるまでのお話。

ハッピー・エンドでよかったです。

ふたりだけの愛では、幸せになれない人がいる。

それが一人娘の、うみちゃん。

傷ついた、うみちゃんの気持ちを癒し、和解に至るまでのプロセスが丁寧に描かれる。

それは、ふたりだけの恋を社会化する営みでもある。

うみちゃんと平行して、周囲にふたりの愛を受入れてもらうために、地道な取組みがされる。(松潤のお墓参りのシーンetc)

そして最終話では、もう一つの大きな見せ場があった。

ハムレットの舞台で、見事役を勝ち取り、台詞(せりふ)を決める松潤(大雅)の勇姿!

みんな松潤(大雅)を応援してた。

松潤の「七色の虹」に言及する台詞を決めた瞬間、彼は彼の聖剣(エクスカリバー)を引き抜いたのだ。

結局、<男になる>ということは、そういうことなのだ。

カッコよかった!ですぞ。

そしてそれを支える<お姫さま>、竹内結子さんは、手紙を松潤に送っていた。

その手紙には、松潤(大雅)の努力を見つめてきた気持ち、コンプレックスもプライドも捨てて夢を追いかけだした松潤の努力を見守ってきた彼女の気持ちが記されていた。

王子さまが王子さまになるためには、お姫さまの承認が必要なのだ。

それを松潤は獲得した。

みんなが応援するからこそ、舞台稽古のシーンと本番の舞台シーンは盛り上がった。

ハムレットの国王・クローディアス王を演じた市村正親さんが、本物の大人のカッコよさを示して、ドラマに深みを与えた。

そして、亡き父との再会・・・。

ちょっと胸が熱くなるシーンだった。

男の子が辿る道。

この夏、松潤の一途さに励まされた。

嵐の<Love Rainbow>、そしてYUIの<Please Stay With Me>が彩りを添えた。

いいドラマは神話になるだろう。

はかない虹を何度かみた。

けれど、はかないその虹を追い求めて、人は人と共に生きようとする。

それが夏虹という神話で示されたもの。

きっと松潤にとっても、大いなるドラマであったに違いない。

なぜならそれは神話になっていくのだから。

●夏虹9話

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