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2010年9月27日 (月)

ミュージック・ポートレイト 人生が一枚のレコードだったら

土曜のETVで、音楽プロデューサー・松任谷正隆さんと政治学者・姜尚中(かん・さんじゅん)さんが対談形式で音楽によって人生を語り合う番組を観た。

なかなか興味深かった。

最初に、こんなクエスチョンがテロップででる。

Q.あなたの人生で大切な歌を10曲選んでください

松任谷さんが選んだ10曲ー。

①「いつか夢で」、②「アイドルを探せ」、③「500マイル」、④「フォギー・マウンテン・ブレイクダウン」、⑤「The Shadow of Your smile(いそしぎ)」、⑥「The Weight」、⑦「You are everything」、⑧「OFF THE WALL」、⑨「ほうろう」、⑩「ひこうき雲」。

姜尚中さんが選んだ10曲ー。

①「リンゴ追分」、②「アイドルを探せ」、③「帰って来たヨッパライ」、④「イムジン河」、⑤「ヨイトマケの唄」、⑥「Born to be Wild」、⑦「リリー・マルレーン」、⑧「中央フリーウェイ」、⑨「ゴールドベルク変奏曲」、⑩「茶摘み」。

10曲目は、明日死ぬとしたら、死ぬ前にもう一度聴きたい歌・・・。

お互い、互いのその10曲を語り合う。

その時代に生きたそれぞれの内面が明らかになってくる。

全く違った人生をたどったふたりが、音楽によって響き合う。

出会いで運命は変り、その運命を歌が象徴する。

そして歌に人生を重ねる。

人生の少し先輩である、ふたりの時代を、ボクもまた生きてきた。

姜尚中さんのゴールドベルク変奏曲を聴いて、書架からグレン・グールドの「平均率ピアノ曲集(バッハ)」を取り出した。

iPodにそれを収めよう。

それはボクにとって人生の1曲。

10曲を選ぶのは、きっとずっと先になるだろうから。

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