映画「マイレージ、マイライフ」
何日か前に観たこの映画のことを、時々考える。ジョージ・クルーニーが好きで、この映画はおさえておきたかったが、アメリカのリストラの厳しい現実をみたいとは思わなかったので、劇場公開ではpassした。今回DVDで観て良かった。映画を見終わって、ジョージ・クルーニー演じる主役が特殊な人物なので、普遍的な人生のテーマからは遠いのでは?と最初は思った。何しろ機上の人で空こそ我が家なのだから。面倒くさい人間関係には関わらず、バッグに人生に必要なものを詰める。が、しかし・・・。ある出来事で、彼は深い孤独を味わう。それを見守る私たちは、彼の人生の転換期に立ち会っていると知る。ちょうど突然リストラを宣告された人々のように。彼の中で何かが変わるのだろう。そう思った。あるいは愛という最も困難な試みに、彼はリスクを承知で身を投じるかもしれないと想像してみる。そうしてみると、ジョージ・クルーニー演じる役柄は現代の都市生活者に見出される在り方だという事に思い至った。劇中でクルーニーが携行するPCがデルのラチチュードで、自分のPCと同じなので、うれしかった。ラチチュードというのは「自由」という意味だ。
今朝はその無線LANのUSBを忘れてしまった。その不自由さが、何かを自分に教えてくれるような気がする。快適であることで見失っていた何かを。
例えば、誰かに携帯メールをするなどして。
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コメント
こんばんは★
私もジョージクルーニーが好きなのでおさえておきたく
「マイレージ、マイライフ」を観ました。
しかし、チャーリーさんとおなじ思惑だったので
私もDVDで。
すでに5、6回は繰り返して観たかもしれません。
考えさせられる反面、その生き方に憧れたりもして。
確かにストーリーはシビア。
ですが、仕事とはいえど、
ジョージの言葉にいちいち愛を感じました。
投稿: mami | 2010年9月26日 (日) 00時22分
mamiさん
mamiさんも、ジョージ・クルーニーのファンでしたか!
ジョージ・クルーニーとジュード・ロウのふたりには、チャーリーも「様」をつけます。
「マイレージ、マイライフ」のジョージ・クルーニーの言葉は、とても的確で知的で、交渉事のお手本のようでした。
“副操縦士”という一言で、男の気持ちを収めるあたり、学ばなくてはならないと思いました。
再び観て、研究しそうです。
投稿: チャーリー | 2010年9月26日 (日) 07時47分