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2011年8月12日 (金)

映画「ツリー・オブ・ライフ」 観にいきたい

今日から、テレンス・マリック監督の最新作「ツリー・オブ・ライフ」が始まる。

観にいきたい。

考えてみれば、しばらく映画館で映画を観ていない。

そのような大人は、きっと多いだろう。

そんな大人でも、劇場で観たい映画がある。

ボクにとって、テレンス・マリック監督は特別な存在だ。

映画「天国の日々」のマジック・アワーに撮影されたアメリカの田園風景。

映画「シン・レッド・ライン」で描かれた楽園の風景とガダルカナル島の死闘。

生と死。

自然と人間。

それらの映画には、映画が映画である以上に、哲学的な内省の時間が流れていた。

最新作「ツリー・オブ・ライフ」は、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した作品だ。

予告編をみた。

映画「シン・レッド・ライン」のルックと同じく手持ちキャメラと広角レンズ、そして内面の声が、基調の予告編。

音楽は、スメタナの「わが祖国」、モルダウ。

親子の葛藤から宇宙までを包含する構造、なのだろうか?

おそらく、ボクは劇場へ足を運ぶだろう。

本当に寡作の監督だ。

けれど彼の場合、たとえば十年、映画を撮らない時の堆積が、新たな映画をつくらせているようにも思える。

映画館の暗闇でスクリーンと向き合って観たい。

映画は、本来そのようにして観られるものだから。

再び映画館の暗闇へ・・・。

映画「ツリー・オブ・ライフ」を観ることを、今のボクは必要としているに違いない。

●映画「ツリー・オブ・ライフ」公式HP

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