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2011年9月 7日 (水)

ジャック・ブレル 『涙』

仕事をしていて、ジャック・ブレルの『涙』をなぜか聴きたくなって、YouTubeで検索してみた。

ジャック・ブレル本人の『涙』をみつけることはできなかったけれど、カナダの女性シンガー、ララ・ファビアンの歌う『涙』があった。

聴いた。

しみじみとした、いい歌だった。

ジャック・ブレルのこの歌を教えてくれたのは、銀座・シャンソニエ「鳩ぽっぽ」のオーナー、斎藤勉氏だ。

二十代の若造だった自分を、何故か可愛がってくださった。

斎藤さんは、リクエストに応えて、この歌をステージで静かに歌ってくれた。

ジャック・ブレルが病に冒され、最後につくった名曲が、この『涙』であるということも、斎藤さんから教えてもらったことだ。

今でもその日本語の訳詞を覚えている。

“誰かが泣いている 人生の道で”

・・・

最後には、「誰かが」が「誰もが」に代わる。

“誰もが泣いている 世界のどこかで”

そして、最後の一節は、確かこのように終わるのだった。

涙枯れはてた私が泣くのは、泣いているあなたの涙をみるとき・・・

芸術家は末期の目で世界をみるという。

ジャック・ブレルの『涙』には、彼の諦観と共に、彼の優しさが漂っていた。

それから世界は、どのように変わっただろうか?

そして、優しさを失わずにいるだろうか?

Voir un ami pleurer

●「涙」 ララ・ファビアン

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コメント

秋ですね
シャンソンを聞きたくなります。

サガンやシャンソンの雰囲気に憧れて、
大学でフランス語を取ったのを思い出します。。
(もちろんモノにならず~)

ララ・ファビアンの歌う『涙』良いですね

私の人生最大の後悔は、バイト先の先輩から
「銀巴里が近々閉店するから一緒に行かない?」
との誘いを断り、友人と遊びに行ってしまったこと・・・

その後すぐに閉店され、結局行かずじまい。。
あの時に近くにいるのに遊びほうけていた自分が
年々悔やまれます

それにしても、
ダーリンさんは、いろいろなアンテナがありますね。
楽しいです

投稿: minmi | 2011年9月 8日 (木) 11時05分

minmiさん

シャンソンと秋・・・minmiさんの指摘で、気がつきました。

秋になったから、シャンソンが聴きたくなったのでしょうね。

今よりも昔の方が、日本とフランスは近かったように思えます。

フランス映画に酔いしれた世代、銀座でシャンソンを楽しんだ世代、いずれも私たちよりも年上の世代ですね。

いつのまにか、アメリカとうんと近しくなって、銀座にマクドナルドができたりしました。

シャンソンの素晴らしさは、一曲がそのまま物語のようなところ。

この秋は、少しヨーロッパに目を向けてみましょうか。

ポルトガルのファドなども、聴きなおしてみたいです。

気がついていないことを、気づかせてもらいました。

ありがとうございます。

投稿: チャーリー | 2011年9月 9日 (金) 07時29分

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