« グリーン車で考えること | トップページ | あさま519号で、軽井沢へ »

2011年10月19日 (水)

「60歳から人生を愉しむ43の方法」 弘兼憲史氏新著

団塊の世代がどのように考えているのか?どのように生きようとしているのか?知りたくなって、『島耕作』や『黄昏流星群』で有名な弘兼憲史氏の新著を購入した。

60歳から人生を愉しむ43の方法

弘兼憲史氏は1947年生まれで、今年64歳。

若々しい印象の人だ。

43の方法とあるから、ノウハウ本のように思って買う人もいるに違いない。

43の断章からなるエッセイで、あまり押しつけがましくない。

次の八章構成から成る。

第一章 自立と自律

第二章 僕の描く老人像

第三章 人生はひとり旅

第四章 楽しんで生きる

第五章 施設に入るという選択

第六章 生涯学習のススメ

第七章 死生観

第八章 教育と継承

ひとことで表すならば、自己責任をモットーに、好かれるお年寄りを目指して、依存せず、楽しんで、プライドを捨て、死生観を持ち、先人に学び、後進を育てようということか。

考えてみれば、60歳からでは遅すぎる。

60歳から愉しむためには、60歳まで目いっぱい愉しもう。

(これはボクの意見です。)

60代に愉しんで生きるために、種まきはずっと前からやっておくべきなのだろう。

それは20代から、できること。

自分が有限の存在であることを知って、毎日大切に生きる。

そのようなことを、自分の子供たちに身をもって示すこと。

それが次世代を育てることかもしれない。

そのようなことを考える機会を与えてくれたこの本は、やはり読むに値する本です。

|

« グリーン車で考えること | トップページ | あさま519号で、軽井沢へ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« グリーン車で考えること | トップページ | あさま519号で、軽井沢へ »