Domani “華麗なる貧乏”
女性ファッション誌「Domani」の車内吊り広告に注目しました。
ー冬こそ、“華麗なる貧乏”でいこう!
華麗なる貧乏か・・・、いいなあ。
社会人になって最初に広告会社で仕事を覚えた。
広告の世界で、「貧乏」がコピーに使われたという記憶はない。
「おいしい生活」の時代だった。
人は常に豊かさやリッチなものへと憧れるものだという大前提があったと思う。
メディアも、少し贅沢な世界を見せて生活者を牽引し、広告主から広告料をとる構図が出来上がっていたと思う。
でも、“華麗なる貧乏”が面白いのは、本来「貧乏」と「華麗」はジョイントしない言葉であるのに、連結されているところ。
背伸びをしないで、「私、今日はビンボーで・・・」と朗らかに云う女性がいたら、カッコいいかもしれない。
お金持ちを狙うことよりも、カッコいい。
お金の呪縛。
それをとけたなら、人はもっと自由になれるかもしれない。
それにしても、“華麗なる貧乏”って、どんなんだろうか?
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