村上春樹さんが云うのなら stop. revive. survive.
村上春樹氏の『Sydney!』(文春文庫)を昨秋のシドニー旅行のテキストにしていたボクは、時々、アンダーラインを引いた文章を思いだす。
上巻にあたる「コアラ純情篇」のP.172に記された文章ー。
「stop. revive. survive.(停まって、元気をつけて、生き残ろう)」(引用)
シドニーからブリスベンまでのおよそ千キロの道路際に立っている看板の描写だ。
ボクには、その標語が、人生の教訓のように思われるのだ。
stop.
休んでいるかい?
revive.
そう、回復しなくてはね。
survive.
生き延びるためにね。
時々、この言葉を思い出す。
思い出すべき時に思い出せるのは、その言葉を村上春樹さんが云うのならば・・・という信頼によるものだ。
そんなことばを必要とする時がある。
そして、思い出すべき言葉を人が持つ時、人は意外にしたたかなものだ。
だから、
stop. revive. survive.
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