会社人生は「評判」で決まる (新書:日経プレミアシリーズ)
再就職の準備に、何冊かの本を読んだ。
そのうちの一冊が、この『会社人生は「評判」で決まる』である。
その中に、興味深い概念が紹介されていた。
パーソナル・レピュテーション・マネジメント。
日々、職場において自らの評判を管理し、維持、向上するように努めること
(P171 引用おわり)
これを行うにあたって、3つのポイントがあると説く。
1)一人ひとりへ十分な関心を持つ。
2)プロセスに集中する。
3)自らの役割を演じきる。
それぞれに対して、具体的に掘り下げて論じている。
著者、相原孝夫氏は、今一度、組織に寄り添った働き方の模索を提案している。
ボクが新鮮に思ったのは、組織と個人を対立軸として捉えるのではなく、組織が個人の成長の土台であると考える新たな会社人間の在り方である。
クルンボルツ博士の「プランド・ハプンスタンス・セオリー」(計画された偶発性理論)や、バンデューラの「自己効力感」など、キャリアカウンセラーの資格を取るまでに学んだ概念がでてくるのも興味深かった。
良き評判を、自ら管理し、維持、向上をはかるーそんな取組を、ボクもまたする時がきているのだ。
パーソナル・レピュテーション・マネジメントに対して自覚的に取組んでいこうと思います。
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コメント
久方ぶりに投稿させていただきます。
しばらくブログを休止されていたので、どうされたのかと思っていましたら、転職されたとのことで、合点がいきました。
先週は故あって仙台にいましたのでパソコンをチェックする間もなく、チャーリーさんがブログを再開されたこと、および再就職のことなど、今週末に自宅に戻って、チェックしていて初めて気がついた次第です。
まあ、お互いにサラリーマン人生というか、残り少なくなった仕事人生を完全燃焼すべく、いろいろ考える年代ですが、この世知辛い世相の中で、再就職先を見つけられる実力とバイタリティーに尊敬の念を覚えます。
当方はこの4月に新しい部署に配属になり、同じ会社とはいえ、カルチャーが一変しており、単身生活のなかで、悪戦苦闘というところです。
また、不惑の年はとうに過ぎておりますが、私自身は迷うことばかりで、今更ながら新しい土地で新しいステージに臨むと、武骨で愚直な私のキャラが変わりそうでというか、変わりつつある有様で、なんともはやといったところです。
それはさておき、お互いに脂の乗った人生の一番輝かしい?ところを、完全燃焼で自分なりに充実して生きていくために、足掻いてもがいて、頑張っていきましょう。
また、落ち着いたころに一杯如何ですか。
毎週土曜日でしたらほとんど空いていますのでよろしくお願いします。
投稿: ROSASHONAN | 2012年5月27日 (日) 02時14分
ROSASHONANさん
一年で三回も転職するなど、ほめられたことではありません。
私なりに充分“苦労”もして、キャリア・カウンセリングの重要性を痛感しております。
自分の体験は、キャリア・カウンセラーになるまでの得がたい体験(成功も失敗も、栄光も挫折も)と受け止めて、今手元にあるチャンスを大切にしていきたいと思います。
7月の梅雨明けに、ROSASHONANさんと湘南でビールを楽しむことを目標に、これからの適応の時を過ごしていきたいと思います。
まだまだ、現役でまいりましょう!
投稿: チャーリー | 2012年5月27日 (日) 20時53分