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2012年5月15日 (火)

映画「幸せの教室」

久しぶりに映画を観ました。

就職も決まり、あとは出社日まで充実した内的生活を過ごしたいと思ったので、地元にあるテラスモールの「109シネマズ湘南」にチェック・インしました。

選んだ映画は「幸せの教室」。

トム・ハンクスとジュリア・ロバーツのラブ・コメディです。

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観ようと思ったのは、トム・ハンクスが好きなのと、おそらく穏やかな映画であろうということ。

TVCMのスポットからは、そのようなイメージが感じられました。

突如解雇されるシーンから始まるものの、トム・ハンクスは、フォレスト・ガンプのように前向きに生きようとする。

ジュリア・ロバーツとどのように恋に陥るかも、あんまり障害もないので、すんなり進む。

人ひとり倒れない映画、火薬が使われない映画、CGオンパレードでない映画。

デート・コースに組入れて、女の子のご機嫌を損ねない映画です。

広い客席の中で、なぜかセンターの席E列8番のボクの右隣り9番には、二十歳前後の女性が座った。

気を遣わせたくなかったので、ポップコーンを買いに行き、一言もしゃべらないで、隣同士でみました。

トム・ハンクスは、『アランの幸福論』にある「礼節」をわきまえている。

おそらく教養ある彼のことだから、アランの幸福論は、読んでいるに違いない。

アランは「礼節」を「優雅」という言葉で表現する。

優雅とは、誰も傷つけず、誰も不安にすることのない、表現と動作の幸福である。

ゲット・ファイヤード(解雇)にあっても前向きに進む。

そんな男にジュリア・ロバーツが惹かれて当然なのだ。

恋に落ちてジュリア・ロバーツが、美しくなるのは、さすが女優です。

きっと話題にものぼらずに、名作傑作でもなく、けれどボクには好ましい映画。

スピーチの要諦も、学べますぞ。

●公式HP

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