淀川長治 映画の世界 DVDコレクション
故・淀川長治氏の解説つきで、欧米の映画2作品を愉しめる隔週刊のシリーズが始まった。
40巻、計80作品を、淀川氏の思い出とともに愉しめる。
それは、ボクには魅力だった。
正直にいえば、映画よりも淀川さんの話芸の方が面白かったりする。
映画のディテイルを映画を観る前に、話さないで、と云いたくもあるが、淀川さんはやはり偉大だ。
今、映画の伝道師といえる人は、もういない。
淀川さんは映画に生きた人である。
子供の頃に、日曜洋画劇場で、親の許しをもらって映画を楽しんだ。
エンディング・テーマの「So in Love」の重厚で少しグルーミーな旋律は、明日から始まる月曜日を予感させた。
淀川さんたちの時代を調べてみた。
●テレ朝 淀川長治さん 日曜洋画劇場 1966~1988
●TBS 荻昌弘さん 月曜ロードショー 1970~1988 (1987からザ・ロードショー)
●日テレ 水野晴郎さん 水曜ロードショー 1972~1997 (1985から金曜ロードショー)
映画をTVで伝道する名解説者たちの時代があった訳だ。
その頂点に、淀川さんは生涯現役32年間、日曜洋画劇場の看板をしょっていた。
ボクは、このような人々に影響されて、映画の世界へ分け入ったのだろう。
それに対する感謝を込めて、ボクはこのDVDコレクションを集めるに違いない。
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