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2012年7月24日 (火)

リッチマン、プアウーマン 月9の見せ所

小栗旬のファンとしてこのドラマを観ている。

彼の役どころは、ちょっとエキセントリックだ。

内面に複雑な葛藤を抱えているが、IT社長としての振る舞いが、このドラマの見せ所でもあるのだろう。

月9は、その時代の時流をコラージュして見せるような処がある。

映画「ソーシャル・ネットワーク」で描かれた大型モニター画面の描写などが、そのまま素朴に引用されている処が、ほほえましい。

それにしても大変な会社だ。

みていると、日本の会社の変貌の片鱗が、このドラマにも浸透している。

ひとことで言えば、グローバリズム。

そして成果主義。人は交換可能な存在として扱われてしまう。一部の勝者と多くの敗者。

安心して働けるのかな?

そうドラマをみながら考える。

多くの会社が変貌している今、このドラマにあるような片鱗が、どこにもあるのだろう。

ドラマはパッチワークのように描いている、そのところが興味深い。

いろいろなことを考えさせられる。

小栗旬は、トリックスターを演じている。

彼の役の内面は、リッチマンではなさそうだ。

最後には、この会社を売って、彼はどこか放浪の旅にでもでるのではないか?

そんなことを予感した。

●リッチマン、プアウーマン

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