一日中空をみていた
昔、片岡義男さんの文庫が角川書店からペーパーバックのように刊行されていた。
その時、大学生であったボクたちは、片岡義男さんの文庫を読みながら、そこに描かれる世界について語り合った。
まだバブルを経験していない日本で、大人になったら、このようなことをしてみたいというドラマが描かれていた。
一日中空をみていた
それは確か短編集のタイトルで、このような短編のタイトルでもあった。
女性の誕生日にオープンカーの助手席にその女性を招待し、一日中空をみるために高原を走る・・・それがプレゼントなのだった。
カッコいいなあ、と大学生のボクは思ったのである。
さて、昨日ボクは、一日中空をみていた。
海洋性の海風が吹く湘南地方で、雲がいろいろなドラマを演出していた。
梅雨は明けている、そう思った。
そのような雲の写真を一枚、パチリ。
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