串処 鳥人
家の近所で、隠れ家のようなお店を持ちたかった。
(隠れ家のようなお店のことをブログで紹介してはいけないかもしれません。)
日曜日は、長男に巨人戦のチケットをプレゼントした。
家族全員で夏休みを過ごすことが難しくなってきたけど、頑張っている息子たちに、夏休みらしい楽しさを味わってほしかった。
お留守番の次男坊を、旨いものでも食いにいくか、と誘って、気になる串焼きのお店を予約した。
歩いて10分くらい、駅の近くだが繁華街ではない立地。
カウンターは、このような感じだ。
冷えたグラスでビールを飲み、次に新潟の名酒「八海山」を冷でゆっくり味わった。
次男坊は、まだお酒の修業中の身、このお酒はね・・・と教えてあげるのが楽しい。
焼鳥は、レバーが美味しい。
「白レバー」というフォアグラのようなレバーが、また美味しかった。
カリフォルニアでは、食べられないかもしれない。
そして馬刺し。
初めてバイトを始めた次男坊と、会話が弾んだ。
二十歳の次男坊に教えてあげたいことは、山ほどある。
このような愉しみもまた、そのひとつ。
男の嗜みを、上手に教えられる父親でありたい。
丁度、フランシス・フォード・コッポラ監督の映画「ゴッドファーザー」を観直したところだった。
映画の終盤、老いたゴッドファーザー(マーロン・ブランド)が次男坊のマイケル(アル・パチーノ)にこれからのことを教えるシーンが印象的だった。
ゴッドファーザーは、ファミリーと次男坊が生き延びられるように、今までの経験から得た判断を伝える。
海外出張でイタリアでみた親子もまた、そうだった。
ボクは、ふとそんなことを思い出した。
父親の使命はそのようなものなのだろう。
帰宅する途中、空にはさまざまな陰影があり、雄大だった。
オリンピックは終わったけれど、ボクの夏休みは、まだこれからだ。
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