仕事のよろこび
昨日は、仕事でうれしいことが二つ続いた。
ひとつはあるクライエントから感謝の電話をもらったこと。
もうひとつは、あるクライエントに明るさが戻ってきたことを確認できたこと。
キャリア・コンサルティングの世界で、きっと日常的に起こっていることだ。
守秘義務のため内容を語ることはできない。
しかしこの二つの出来事から、仕事のよろこびについて考えた。
キャリア・カウンセリングという言葉には“悩み”のニュアンスがあるということで、キャリア・コンサルティングという言葉が使われることが多いことを知った。
しかし、自分には、キャリア・カウンセリングという言葉の方がしっくりくる。
ビジネスの世界で使ってきたコンサルティングという言葉に、提案力や指導力というニュアンスを感じるからだ。
職業選択や就活で、あるいは失業状態から再就職をめざす過程で、その人の人生のクロスロードに立ち会っているという認識を持っている。
そこで助言できることは僅かである。
けれど、その僅かな助言や励ましで、自分自身も道を切り開いてこれた。
それに対する感謝の念がある。
だから、自分もまた、自分ではない誰かのために、力になりたい。
ボクにとって、仕事のよろこびとは、自分ではない誰かのために係った行為が、その人の運命を切り開くことにつながると実感できた時に味わえるものなのだ。
自分ではない誰かのために、自分自身のコンディションを整える。
その人をあたたかく見詰めることによって、役立てることもあるはずだ。
今日一日、再び、訪れてくる人の人生のクロスロードに立ち会おう。
立秋が過ぎて涼しい朝だ。
仕事の一日が始まる。
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