映画「プロメテウス」
リドリー・スコットは贔屓の監督だ。
現代の映像ビジネスで最も成功を収めている監督が、リドリー・スコットである。
彼が天才であった頃、「デュエリスト」「ブレードランナー」「エイリアン」を撮った。
「ブラックレイン」、そして「テルマ&ルイーズ」まで、ボクは熱心に映画館に足を運んだものだ。
いつしか、リドリー・スコットは、職人的な監督に変貌した。
悪い事ではない。
卓抜なる映像感覚、劇場でお金を払って後悔させない監督の一人だ。
「グラデュエイター」?
はい、劇場で鑑賞しました。
リドリー・スコットならば、ハズレはありません。
そして観た「プロメテウス」。
これは、ホラーとして一級の映画でした。
人類の起源は、途中で脇に退いて、ひたすらアクションとホラーの飽きさせない展開。
もともとSFホラーという新ジャンルを切り開いたのは、「エイリアン」なのだ。
「エイリアン」が懐かしいと思うのは、ボクだけだろうか?
「エイリアン」には、類い稀なる天才の映像感覚が横溢していた。
「プロメテウス」には、エンタテインメントとしての稀有な映像感覚が溢れている。
だから観て損はない。
人類の起源など、問う事なかれ。
これは納涼映画なのである。
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