世界の映画監督が選んだ小津作品「東京物語」
英国の「サイト&サウンド」誌が世界の映画監督の選んだ映画ベスト10を発表した。
そのTopに、小津安二郎監督の映画「東京物語」が選ばれました。
本当にうれしいニュースだ。
ちなみに、Top10は、次の通りです。
1. Tokyo Story (Ozu, 1953)
2= 2001: A Space Odyssey (Kubrick, 1968)
2= Citizen Kane (Welles, 1941)
4. 8 ½ (Fellini, 1963)
5. Taxi Driver (Scorsese, 1976)
6. Apocalypse Now (Coppola, 1979)
7= The Godfather (Coppola, 1972)
7= Vertigo (Hitchcock, 1958)
9. Mirror (Tarkovsky, 1974)
10. Bicycle Thieves (De Sica, 1948)
Source: Sight & Sound
1位:東京物語 2位:2001年宇宙の旅 3位:市民ケーン
4位:8 1/2 5位:タクシー・ドライバー 6位:地獄の黙示録
7位:ゴッドファーザー 7位:めまい 9位:鏡 10位:自転車泥棒
In a separate poll run by the monthly publication involving 358 film directors, Ozu's Tokyo Story was voted the greatest film ever made.(引用)
358人の映画監督が最も偉大な映画として小津監督の「東京物語」を選んだことの中に、現代において家族と時間、そして喪失のテーマが重要度を増していると、ボクは受け止めた。
日本人が再見すべき映画が「東京物語」であるかもしれない。
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コメント
私もけさ、この記事を見ました。
うれしいことですね。
そして、いいものは、永遠なのだな、と。
でも、胸のいたくなる 映画です。
投稿: タッチ | 2012年8月 3日 (金) 11時41分
タッチさん
いいものは、永遠・・・。
本当に、その通りですね。
週末、「東京物語」を再見しました。
家族の、そして夫婦の淡々とした点描の中に、普遍的な人間の営みがあり、人生への諦観が描かれ、心に沁みるものがありました。
また、観なおす時が来ることでしょう。
投稿: チャーリー | 2012年8月 6日 (月) 06時56分