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2012年8月 3日 (金)

世界の映画監督が選んだ小津作品「東京物語」

英国の「サイト&サウンド」誌が世界の映画監督の選んだ映画ベスト10を発表した。

そのTopに、小津安二郎監督の映画「東京物語」が選ばれました。

本当にうれしいニュースだ。

ちなみに、Top10は、次の通りです。

1. Tokyo Story (Ozu, 1953)

2= 2001: A Space Odyssey (Kubrick, 1968)

2= Citizen Kane (Welles, 1941)

4. 8 ½ (Fellini, 1963)

5. Taxi Driver (Scorsese, 1976)

6. Apocalypse Now (Coppola, 1979)

7= The Godfather (Coppola, 1972)

7= Vertigo (Hitchcock, 1958)

9. Mirror (Tarkovsky, 1974)

10. Bicycle Thieves (De Sica, 1948)

Source: Sight & Sound

1位:東京物語 2位:2001年宇宙の旅 3位:市民ケーン 

4位:8 1/2       5位:タクシー・ドライバー 6位:地獄の黙示録

7位:ゴッドファーザー 7位:めまい 9位:鏡 10位:自転車泥棒

In a separate poll run by the monthly publication involving 358 film directors, Ozu's Tokyo Story was voted the greatest film ever made.(引用)

358人の映画監督が最も偉大な映画として小津監督の「東京物語」を選んだことの中に、現代において家族と時間、そして喪失のテーマが重要度を増していると、ボクは受け止めた。

日本人が再見すべき映画が「東京物語」であるかもしれない。

●黒澤明と小津安二郎と 鎌倉 映画散策 (過去記事)

●BBCニュースHP

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コメント

私もけさ、この記事を見ました。
うれしいことですね。
そして、いいものは、永遠なのだな、と。
でも、胸のいたくなる 映画です。

投稿: タッチ | 2012年8月 3日 (金) 11時41分

タッチさん

いいものは、永遠・・・。

本当に、その通りですね。

週末、「東京物語」を再見しました。

家族の、そして夫婦の淡々とした点描の中に、普遍的な人間の営みがあり、人生への諦観が描かれ、心に沁みるものがありました。

また、観なおす時が来ることでしょう。

投稿: チャーリー | 2012年8月 6日 (月) 06時56分

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