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2012年10月11日 (木)

督促OL修行日記 (文藝春秋)

帯に「超ストレスフルな仕事の乗り越え方!」「日本一、つらい職場で生き抜く技術」とある。

「1時間60本ノルマの入金要請の電話をかければ、お客さまからの罵声、怒声、脅しのオンパレード・・・・・・。人見知りで話しベタで気弱なOLが、年間2000億円の債権を回収するまで。」(引用おわり)

本当に大変な職場だ。

その職場で大変な仕事をし続けるうちに、“使命”に目覚め、成長していく著者・榎本まみさん。その奮闘記である。

ユーモアにまぶしてあるけれど、本当に大変な仕事である。

「自分の身は自分で守る」「仕事からもらった武器と盾」、そんな章が設けられているように、精神的にキツイ感情労働に従事している人には、福音となる考え方が随所にある。

“使命”

それは、自分が味わう困難を他の人が乗り越えられるようにすること。

自分の工夫・経験をシェアし、他の人を助けたいという思い。

そのように解釈した。

そのようなことを考えている内に、気が付いたことがある。

使命とは、命(いのち)を使う営みということかもしれない。

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