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2013年1月16日 (水)

大島渚監督 逝去の報

昨日、映画監督 大島渚氏逝去の報に接した。

その喪失感は、今もなお、ボクを捉えている。

ボクは奇跡の復活を望んでいたのかもしれない。

高校時代に早熟な友人に誘われて、新宿にあった日本アートシアター・ギルドの劇場で、大島渚監督の映画「儀式」を観た。

大学時代には、名画座で、「日本の夜と霧」「青春残酷物語」「新宿泥棒日記」「日本春歌考」「白昼の通り魔」「少年」「東京戦争戦後秘話」を観た。

社会人になって、「愛のコリーダ」「戦場のメリークリスマス」を観た。

そして遺作「御法度」。

男の妖しい色気が漂っていた。

映画作家と呼べる映画監督だった。

そこにあった、映画を創ることの苦難と栄光。

世界が大島渚の映画を求めていた時代が確かにあった。

喪失したものの意味を、ボクは探らなくてはならない。

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