東海道線の脱線事故で
昨晩の東海道線の脱線事故でアルバイト帰りの次男坊は、動かなくなった東海道線のお陰で、一駅分歩くことになった。
夜11時を回って帰宅して、「お腹が空いた」と遅い夕食をとった。
次男坊は、偉いなあ、と思った。
きっと一日働いて、疲れていたことだろう。
おそらく空腹もあって、一駅分歩くのは、大変だったに違いない。
バイト先が早く帰してくれたのに、帰宅するまで、迂回したり歩いたりで、何時間もかかったのだから。
けれど彼は怒りもせずに、笑顔を浮かべながら、帰ってきた。
自分は、そのように振舞えるだろうか?
そう自問した。
自信はなかった。
今朝は、いつも以上に早く家を出た。
5時台の東海道線の上りは、三十分程遅れて動いていた。
いつもより混んではいるが、戸塚で本日だけ大船始発の湘南新宿ライン高崎行に乗り換えた。
いつもとは違い、乗客もまばらで、座ることが出来た。
そのまま都心に着いて、いつものカフェに入る。
次男坊の身につけている穏やかさを、ボクは自分のものにしたい、と思う。
それは、カッコいいことである。
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