村上春樹さん新刊 読後感
最新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読み終えた。
週末に、そしてこれから読む人に対してできることはといえば、内容に対してふれないことだろう。
ボクがそう出来たように。
白紙のままで、読み進められるように。
ここから書こうとしていることは、小説の中身のことではない。
抽象的な読後感のことだ。
しかし、そのような事は、村上春樹さんの新作を読んでから、読んでくれたらいい。
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読むのは、いつか?
今でしょ‼
村上春樹さんは、この時代に最も美しい小説のひとつを記した。
そこには、確かに希望の光がある。
そんな開かれた小説。
村上春樹さんの新作を待ちわびる世界中のファンの期待を裏切らない出来栄えだ。
それを真っ先に読めた幸福。
この時代にこの小説を読んで、人は少し人に対して優しくなれるに違いない。
そう信じれる朝だ。
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