東京スカイツリー 祝一周年!
今日は一日中、東京スカイツリーの一周年のニュースが流れることだろう。
夜には特別なライトアップが施されると云う。
高所恐怖症のボクは、東京タワーも昇れない。
だから東京スカイツリーは、塔として遠くから眺める存在でいい。
今から四年前、初めて東京スカイツリー体験をした。
夏休みに家族で都内のホテルに泊まっていた。
そういえば、東京スカイツリーが建設中らしいね、と家族で見物がてら押上に降りたった。
まだ塔の途中までしか出来ていなかったが、その巨大な量感に家族全員、圧倒された。
その巨大な塊から聞こえる工事のノイズに、ボクは啓示を受けた。
三年後に完成させるために、晴れの日も雨の日も槌音は響くだろう。
プロジェクトマネジメントと日々の緻密な営み、勿論プランと設計の素晴らしさは言うまでもない。
その東京スカイツリーの三年後になぞらえて、ボクもまた三年後にあるべき姿になろうと思った。
3.11を経て、昨年五月に東京スカイツリーは開業した。
ボクは池袋のサンシャインビルの展望台から、東京スカイツリーの開業を祝った。
ボク自身の人生もまた、五月にあるべき姿に移行していた。
そして、今日のファースト・アニバーサリー。
それを祝いたい。
自分の人生でおそらく逆境にあった時に、建設途上の東京スカイツリーは、ボクを鼓舞してくれた。
辛くても投げ出したりしなかったのは、クレーンを戴いた東京スカイツリーの建設途上の姿のおかげだ。
遠くから、現場で響いている工事のノイズと地道な営みを想像した。
だからボクには東京スカイツリーは登る処ではなく、仰ぎ見る存在でいい。
まもなくボクも。
そのように感じる5月22日、水曜の朝。
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