新海誠さんの最新作 「言の葉の庭」
本当に素晴らしい映像作品だった。
一緒に観にいった次男坊は、新海さんの頂点だ、とつぶやいた。
ボクはこの「言の葉の庭」が新たな山麓で、これから未知の最高峰を目指してほしいと思った。
何が素晴らしいか?
それを今は語りたくない。
最後にボクは涙を流した。
次男坊は、涙をこらえた。
涙を流したら、その映像がみえなくなるから、と云う。
これ以上の賛辞はない。
新海誠さんに出会っていない人に、劇場にいってほしくないと思った。
批評してほしくない。
この時代に生きて、新海誠さんに出会ったことを幸せに思う。
出会わずに生きていったら、違う人生になる気がする。
2013年の雨の季節が特別なものになる予感がする。
朝、雨が降っていることを祈る気持ちになる。
日本人の文化的伝統と新宿というトポスが重なり合う。
そこで、本物の感情が物語られていた。
新宿で過ごした記憶を持つ自分が、自分のために作られた作品だと思えた。
それが作者、新海誠さんに伝えたい思いです。
再びポクは、劇場に行くだろう。
初めての思いだ。
大ヒットしてもらいたい気持ちと自分だけの経験にしたい気持ちとのアンビバレンツ。
どうか新海誠さんを知らない人は、劇場に来ないで、と思った。
DVDで、例えば「秒速5センチメートル」を観るなどして。
それから。
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