多崎つくる もう一冊を
次男坊の最初の村上春樹さんの小説は『風の歌を聴け』だ。
書棚の村上春樹さんの小説の中から、初心者向けに選んであげた。
次男坊は気に入ったらしい。
もちろんアニメーション作家・新海誠さんの村上春樹さんへのオマージュにも影響されている。
さて、次は?
そんな成り行きになった。
すんなり最新作の『多崎つくる』を勧めた。
最初の一行を読ませてみる。
その反応で、決まった。
やはり新刊を買って、あげましょう。
6刷。
『多崎つくる』には、高校時代と大学時代、そして36歳の男のクライシスが描かれる。
レアリズム小説の体裁が、読みやすい。
村上春樹さんの処女作と最新作を読む体験。
それは良きこと、のはず。
大学二年の夏を過ごす君に。
多崎つくる君が、大学二年の夏に直面したことが、どう響くのだろう?
次男坊の読後感を聞くのが、今から楽しみだ。
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