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2013年7月12日 (金)

フィリップ・ガブリエル 村上春樹さんの新作翻訳は?

村上春樹さんの最新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を日本語で読み終えて、もう一度再読した。

それから河出書房新社から緊急出版された評論集「村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』をどう読むか」をほとんど読み終えたところにボクは立っている。

緊急出版というだけあって、とても誤植の多いこの評論集から示唆された事は多い。

29人の評者の内、26人の評論を読み終えて、はっと気がついたことがある。

日本人は、あたりまえのようにして村上春樹さんの小説を日本語で読む。

日本人の評論家もまた、日本人として日本語で読み、考え、語る。

しかし。

しかし、村上春樹さんは、日本語で執筆しながら、世界の読者を想定して書いている“かもしれない”。

翻訳した時に、初めて見えてくる何かがあるだろう。

日本を遠く離れて、日本で起きた事、起きている事が見えてくるということがあるはずだ。

いくつも翻訳をしている村上春樹さんには、翻訳という行為を通して、パララックス・ヴューのように日本と世界を見詰めている・・・その可能性があると思った。

「1Q84」を英訳したフィリップ・ガブリエル氏が翻訳中という。

英訳がでたら、真っ先に読んでみたい。

最終章である19章でいきなり、新宿駅の描写で始まる秘密。

きっと英訳で読むことにより、ボクらもまた外国人の視点で、この小説とこの世界を捉えることができるだろう。

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