オリバー・ストーン監督の歴史書
映画監督オリバー•ストーン氏と歴史学者による全3巻のアメリカ史の原題は、「語られなかった合衆国の歴史」だった。
そのうち2巻を買って、最初の1巻を週末読んだ。
広島と長崎に原爆を投下した事、日本全国が焼夷弾による無差別爆撃を受けて焦土と化した事を、終戦の日を前に今一度深めて考えておきたいと思った。
オリバー•ストーン監督を最初に知ったのは、映画「プラトーン」だった。
そして「JFK」。
ジャーナリストとしての資質がある監督だ。
今夏の広島と長崎の式典に参加され、被爆者から話を聴いている彼の姿をニュースでみた。
誰が、どのような意図を持って、恐るべきパンドラの箱を開けてしまったのか?
歴史を学ぶことは、実は今を生きるために必要な事なのだ。
そのようなことに、やっと自覚的になった夏。
日本とアメリカが戦争をしたことを知らない世代がいるという。
知らないということは、都合のいいようにされてしまうということなのだろう。
世界がどのような力学で動いてきたのか、動いているのか、そして動いていくのか、そのような歴史観をボクもまた持って行きたい。
いつも歴史の授業では、現代史に辿りつかなかった。
それを歌った歌手がいた。
ボクもまた、そうだった。
みんなもまたそうならば、そこには意図があったとみなされるだろう。
まもなく終戦の日がくる。
今の平和を守るために、歴史を学ぶことは、とても大切なことなのだ。
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