立秋 映画「風立ちぬ」のこと
今日は立秋。
高原ではコスモスの花が風にそよいでいるだろうか?
軽井沢では?
日曜の晩、六本木ヒルズにあるTOHOシネマズで「風立ちぬ」を観た。
スクリーンNo.7は一番大きいシアターで、そこが本当に満席だった。
装った女性たちが、男性にエスコートされて観にきていた。
デートムービーとしても一級品である。
装う女性たちは、美しかった。
平和のありがたさを、思った。
平和とは、夜風を安心して感じながら、例えば恋人と共に、映画を観ながらポップコーンを楽しむことなのだ。
その映画は、昭和史を描いている。
美しい日本の言葉。
美しい日本の田園風景。
震災があり、軽井沢の避暑地の夜もある。
人は生き、結ばれ、死の影がある。
そして、ゼロ戦。
ゼロ戦を開発するプロセスで製図する人々の姿が、スタジオジブリの作画する人々にダブってみえた。
終戦を迎え、一機も戻ってこなかったゼロ戦。
それでも。
生きろ、というメッセージが繰り返される。
いろいろな批評があるらしい。
ボクは批評はしない。
2013年の夏に、「風立ちぬ」を観れたことは、やはり幸福な体験であったから。
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