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2013年8月 7日 (水)

立秋 映画「風立ちぬ」のこと

今日は立秋。

高原ではコスモスの花が風にそよいでいるだろうか?

軽井沢では?

日曜の晩、六本木ヒルズにあるTOHOシネマズで「風立ちぬ」を観た。

スクリーンNo.7は一番大きいシアターで、そこが本当に満席だった。

装った女性たちが、男性にエスコートされて観にきていた。

デートムービーとしても一級品である。

装う女性たちは、美しかった。

平和のありがたさを、思った。

平和とは、夜風を安心して感じながら、例えば恋人と共に、映画を観ながらポップコーンを楽しむことなのだ。

その映画は、昭和史を描いている。

美しい日本の言葉。

美しい日本の田園風景。

震災があり、軽井沢の避暑地の夜もある。

人は生き、結ばれ、死の影がある。

そして、ゼロ戦。

ゼロ戦を開発するプロセスで製図する人々の姿が、スタジオジブリの作画する人々にダブってみえた。

終戦を迎え、一機も戻ってこなかったゼロ戦。

それでも。

生きろ、というメッセージが繰り返される。


いろいろな批評があるらしい。

ボクは批評はしない。

2013年の夏に、「風立ちぬ」を観れたことは、やはり幸福な体験であったから。

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