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2013年8月28日 (水)

「昭和史」(半藤一利・著 )を読みながら

昭和史を読みながら、2013年の八月が終わろうとしている。

8月31日(土)までに、この1926年から1945年までの通史を読み終えたい。

第七章は「政府も軍部も強気一点張り、そしてノモンハン」。

その最後はこう結ばれている。

「でも残念ながら、日本人は歴史に何も学ばなかった。いや、今も学ぼうとしていない」(引用 239P)

昭和14年5月中旬から8月末、満州西北部のノモンハンを中心とする草原で、関東軍+満州国軍と極東ソ連軍+蒙古軍が戦った。

無敵関東軍は、一万九千七百六十八人が死傷。

ソ連軍側も二万四千九百九十ニ人の死傷者を出し、しかし国境線はソ連と蒙古軍の思うとおりとなった。

この戦いからわずか二年半足らずで、太平洋戦争を始めた。

ソ連軍の圧倒的な重火器、航空機、戦車、機械化部隊に、関東軍は日露戦争時代の白兵戦でもって戦ったという。

このノモンハン事件の実相を陸軍は伏せた。

そして南進論の大合唱となっていく。

......。

やはり、歴史は学ばなくてはならない。

そう誓う夏の終わりだ。

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