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2013年9月26日 (木)

「今夜は、ステーキ」

帰宅途中に家からメールをもらった。

そのフレーズの後に、クラッカーの絵文字が三つ続いてる。

これは目出度い。

ステーキは、“素敵”なのだ。

頻繁にステーキを食べている家庭ならばともかく、我が家では野菜を中心に、魚、鶏、豚、牛がローテーションされる。

牛肉をステーキで食べるのは、何か特別感が漂う。

聞いてみると、サーロインの国産牛が特別奉仕価格であったから、という。

有難い。

鉄板で、自分で焼き、食べました。
堪能しました。

アメリカのレストランで、人々の食べているステーキが、厚みといい大きさといい、ハンパないことに驚いた記憶。

ハワイで、次男坊と浜辺に面したレストランで、400gのニューヨーク・ステーキを炙って食べた記憶。

故・黒澤明監督が、ビフテキのような映画をつくりたいと云った記憶。

そういえば、いつのまにか、ビフテキという言葉は使われなくなったっけ。

牛肉と焼肉は、やはりどこかが違ってる。

ステーキを食べた後に思う。

身体がまず暖まる。

幸福感が増すのは、牛肉に含まれる成分によるらしい。

なんだか元気が充填されたような感じがする。

ぐっすり眠った今朝は、身体が少しラクになっていた。

きっと、ステーキは、お薬なのだ。

男の子を育てる過程で、肉の果たす役割は大きい。

子供たちが、肉にかぶりついているのをみると、太古の遺伝子が喜ぶのかもしれない。

狩りをして、お父さんは射止めた肉を、お腹をすかした家族の前に差出す。


火を囲み、公正に切り分けられるのを静かに待つ。

そして、火にかざして肉を焼き、ほおばる。

やがて子供たちは成人し、狩猟にでていく。

そんな家族の歴史が、繰り返される。


また、お願いします。

時にはサーロインを、ね。

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