秋の計画 式年遷宮の伊勢神宮へ
猛暑の夏だった。
いや、酷暑の夏、そういった方が適切かもしれない。
秋分の日を分水嶺にして、最高気温26℃の毎日が続く。
気持ちが追いつかぬうちに、本格的な秋の只中にいる。
この秋にしたいことを考えた。
式年遷宮。
この機に、伊勢神宮にお参りに行こうか。
二十数年前に行った時の映像が甦る。
特に、五十鈴川の清冽な川面。
忘れがたい。
二十年に一度の式年遷宮に、お伊勢参りをする。
なんだか、日本人らしい。
そう、日本人であることを今一度意識したい。
伊勢神宮には近鉄を利用したい。
今でも車内で、おしぼりを出してくれるだろうか?
二十年位前の記憶は、今も鮮明だ。
名古屋までは、クルマでいくか、新幹線でいくか。
どちらにもそれぞれの良さがある。
名古屋では?
村上春樹さんの『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』に出てくるレクサスのショールームを、「巡礼」する。
もちろん、きしめん、ヨコイのスパゲッティ、櫃まぶし等、村上春樹さんが決して取りあげないローカルフードを楽しむ。
モヒートも、ナパのカベルネ・ソーヴィニオンも、レモンスフレも頼まない。
しかし、リストの『ル・マル・デュ・ペイ』はiPodに入れて聴くかもしれない。
そのような妄想が広がる。
旅の前に、すでに旅は始まっているのだろう。
秋の大気が安定した頃に。
必ず、お伊勢さんへ。
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