さようなら 真夏日
あの暑さは、どこへ行ってしまったのか?
9月22日の蒸暑さを境として、秋分の日、そして今朝と、ひんやりとした秋の大気に包まれて、いきなり本格的な秋を迎えた。
無理もない。
来週は、もう10月なのだから。
三連休ゆっくり休んだ身体は、まだ休みたいといっているようだ。
希望通り、土曜日には国会図書館へ、月曜日には近所の図書館へ行くことができた。
今調べものしている文献に、ホメロスの『オデュッセイア』に言及している箇所があって、それが興味深いものだったから、『オデュッセイア』を借りて読み始めた。
トロイア戦争に勝利したオデュッセウスが故国に待つ妻ペネロペの元に帰るまで、10年の歳月を要した。
それは、今までの勝利の方程式が意味をなさなくなる10年間でもあった。
英雄がたった独りとなって受難にもまれ、しかし最後には愛するペネロペの元に帰る物語に、西欧文学は多大な影響を受けたと云う。
この秋に、『オデュッセイア』を読もう。
オデュッセウスの受難に、たくさんの叡智が潜んでいる。
それを収穫したいものだ。
さようなら 真夏日。
そして、
こんにちは 2013年の秋。
再び週末には読書の時間をまとめてとろう。
9月24日の朝は、このようなことを思う朝だ。
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