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2013年11月 8日 (金)

ある世代の終りに

年齢は幻想だ。

そう思って生きている。

クライエントは年齢を気にして生きている人が多い。

「もう歳だから」

二十代から六十代までが「もう歳だから」と語るのを、聞けば聞く程、年齢を忘れる位生きたいと思う。

年齢という幻想に、認知は必要以上に支配されている。

そして、その認知の帰結として、自らの可能性に蓋をしてしまう。

もったいない。

これからの生涯で、一番若々しい時の今、それを生きたいと思う。

けれど稀に、年齢が自分にとって意味を持つ時がある。

今夜は、その時だった。

自分史におけるメルクマールとなる、ある世代(年代)の終り。

正確にいえば、ある世代の最後に出勤した勤務日。

その今日。

来週には、新しい世代の最初に出勤する日が控えている。

自分の歴史感覚の話なので、この先は、個人の、個人による、個人のための記述です。

(これから先は、今夜の自分のために記します。ご容赦の程を。)

さてさて、二十代最後のボクの仕事の時は、どうであったろう?

十年刻みで、振りかえる。

しかし何も思い出せない。

そんな自分がいる。

それでは、今夜は?

間違いない。

おそらく十年後も、二十年後も、覚えている。

平穏に終わったこと。

何人かのクライエントの面談に臨んだこと。

何よりも、ここまで自分が生き延びてこれたことへの安堵と感謝。

家族に感謝。

親しい友人たちに。

彼らへ感謝。

残された自分の生命の使い道についての思索。

よく頑張ってきたね、と初めて自分を労った。

今日の一日が、平凡な一日であったことに深く感謝した。

有難い。


そうやって、家路を辿る。

マイ・ブルー・ヘブンへと。

セラヴィ。

ボクの人生の一日が、終わった。

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