結婚記念日の過ごし方
週末に結婚記念日がやってくる。
十二月のこの季節に結婚したことが、冷たい大気や日没後の藍色の空から感じられる。
今年は、結婚記念日のおかげで、忘年会を二つ、お断りすることになった。
同じ世代の同僚のひとりから、「おめでとう」と小声で告げられた。
結婚して何十年かを過ごした者でなければわからないニュアンスを、一瞬で感じとり、心の中が温かくなった。
さて、結婚記念日の過ごし方について、考えよう。
今年は、愛車で過ごそうか。
お姫様には馬車が。
お伽話では、お定まりのパターンだ。
家から、家まで、お姫様を丁寧に運ぶ。
運転手の爺やはいないので、残念ながら、歳をとった王子であるボクが務める。
明方の東京。
秋の終り。
初冬の大気。
あたたかな珈琲、静かな音楽。
そのような数時間のドライブ。
食事は?
考えよう。
金曜日の朝に考えることは、週末のこと。
あとワンマイル、まもなく週末だ。
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