「オブリビオン」 「ヒッチコック」 「ペーパーボーイ」 「ザ・マスター」
久しぶりにTSUTAYAでブルーレイDVDを借りて、一週間かけて観た。
2013年に公開され、劇場でみれなかった映画4作品。
ネタバレなく記します。
安全な映画から、危ない映画まで。
ランキングすると、安全な映画は、
①「オブリビオン」
②「ヒッチコック」
危ない映画は、
③「ペーパーボーイ」
④「ザ・マスター」
「オブリビオン」はSF。その造形力が素晴らしい。惜しいのはハリウッド的自己犠牲。惜しい、傑作になったのに。観る価値はある。
「ヒッチコック」はアルフレッド・ヒッチコック監督「サイコ」製作秘話。「サイコ」を既に観ていて映画好きには観て損はない。惜しいのは、ハリウッド的な夫婦の価値観に収めようとした処。
「ペーパーボーイ」は危ない。ロケーションで使われた沼(湖沼地帯)が造型的に素晴らしい。そして怖い。二度と観たくないが観てよかった。
「ザ・マスター」、危険で魅惑的な映画。
ポール・トーマス・アンダーソン監督(PTA)の傑作。 「ブギー・ナイツ」「マグノリア」「パンチドランク・ラブ」「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」もPTAの傑作だ。だが、その上を行く傑作。50年代を再現する映像芸術(65mmのフィルムで撮影したという)。
カルト、人間。人は救われるか?というテーマなのだろう。・・・しばらく映画を観なくてもいい、そう思える位の映画体験。この映画はどこにたどり着くのだろう?と思った。娯楽であり娯楽ではない(万人向けではない)。しかし、きっと一生残る映画。
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