東京都民は大変である。
細川元首相が都知事選に出馬する。
小泉元首相がオーナーシップを持って、応援にまわるらしい。
ニュースをみていて、政権も他候補も警戒していることが伺えた。
人心を掴むことにかけては、劇団四季よりも、上手かもしれない。
TVも新聞も、対立軸をつくって、これがまたビジネスになる。
都民は本当に大変である。
今回の情勢を招いたのは、政権のスタンスだろう。
小泉元首相がどれだけ外野で騒いでも、相手にしなかった。
いずれ時が過ぎれば、沈静化するとみていたのだろう。
あるいは、世間は我らに味方せり、と思っていたのかもしれない。
いいね ボタンの数もまた、味方 かもしれない。
大衆は残酷な一面を持っている。
東京は本丸なのだ。
その城主に虎の威をかりたイノシシがなった。
しかし城主の資質に疑義がでてきて、一気に引きずりおろした。
民主主義というのは、そういうことなのだろう。
数の論理で強行採決することが、民主主義ではないだろう。
小泉劇場と再び非難や批判の矢面に立つのは、小泉元首相の望む処だろう。
東京都知事選という大舞台のプロデューサーは、誰なのか?
答えは明らかだ。
登場人物の顔ぶれは、揃った。
プロデューサーは、良き台本を準備して、手堅い舞台監督を起用して、興行を成功させるべく頑張るだろう。
配役は、元城主の末裔。
貴種流離譚という言葉を思い出す。
大衆が最も愛好するのは、敗れるかもしれなくても、立つことだ。
己がためではなく、そのような構図である。
劇団四季を上回るのは、全くオリジナルであり、結末がわからないところ。
結末は、東京都民が決める。
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