民主主義ということ
民主主義はとても手間がかかるシステムだ。
しかし今現在、これを上回る優れたシステムはない。
だから、民主主義のもとで、ベターな方策を論議し、あるいは論議しようとして、政治の世界は動いている。
そのはずです。
きっと思うに任せないことばかりだろう。
何しろ利害が対立しているからだ。
政治の世界にいる人、政治の世界を志す人は、大変だと思う。
最近、政治の世界に、ちゃぶ台返しのような手法が多くなってきた。
出直し選挙、というのだろうか?
何だか、民意が人質にとられているみたいだ。
選挙で支持を得たから、私のいうことを聞けという論法でやって来て、鞄に五千万円が入る入らないで辞めた知事がいました。確か選挙には五十億位かかったと記憶する。
繰り返し繰り返し、付き合っている側としては、醒めた眼でみるよと言わざるを得ない。
結局、交渉力がないからなのだろう。
あるいは人間力がないからなのか。
思うに任せないことをやるのが政治家ならば、毎回ちゃぶ台返しをするのは、政治家としての資質にかけていることの証しなのだ。
誰もが矛盾をはらみながら生きている。
それが仕事だ。
それが人間関係なのだ。
数の論理にたって、何でも出来ると思うこと。
それを人は何と呼ぶだろう?
それが民主主義ならば、随分傲慢なシステムだなあ。
そろそろ劇場型の政治から、
卒業する時かもしれませんね。
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