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2014年3月 4日 (火)

アカデミー賞監督賞 アルフォンソ•キュアロン!

アルフォンソ•キュアロン監督の受賞が決まった。

ずっと応援してきた監督であっただけに、当然だと思う以上に、やはり嬉しい。

『ゼロ•グラビティ』は生まれ落ちた時から古典的傑作であり、いずれ神話の世界に仲間入りするような作品である。

単純でありながら隠喩に富み、しかも驚くような映像技術が技巧としてではなく表現として昇華されている。

もしも天国で、故スタンリー•キューブリック監督が観たなら、この作品をきっと彼のベストテンに加えるに違いない。

完成度が異様に高い作品だ。

しっかり『2001年宇宙の旅』へのオマージュを捧げるシーンもあって、キューブリックはニヤリと笑うに違いない。

それをつくったアルフォンソ•キュアロンはまだまだ若い。

これからが楽しみだ。

これからの益々の活躍を期待する。

それと同時に、今までの作品にスポットライトが当たりますように。

監督賞が遅れてやってきたようなものだ。

視覚による神話的世界を彼は語ってきたし、これからも語って行くだろう。

そして、やがて、それらが歴史になる。

昨日はその一頁に過ぎない。

だが、嬉しい!



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