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2014年4月22日 (火)

映画「ハート・ロッカー」を、今一度

今朝、ふと昔観た映画のことを思い出した。

「ハート・ロッカー」・・・。

イラク戦争の爆弾処理班の物語だ。

女性でありながら、骨太のこの映画を監督したキャスリン・ビグローがアカデミー賞授賞式のステージで、一言メッセージを呟いた瞬間を、ボクは忘れない。

「生きて、帰ってきて」。

彼女は、爆弾処理のプロを「ハート・ロッカー」で描いた。

次の「ゼロ・ダーク・サーティー」ではビンラディンを追い詰めていく女性のCIA情報分析官マヤを描いた。

いずれも、プロフェッショナルのキャリアの物語である。

そして、今朝。

自分のキャリアを見詰めていて、映画「ハート・ロッカー」を思い出した。

ボクのクライエントは皆、人生の非常時にいる。

ボクの日常は、そんな人々を支えることを使命とする。

無事にいけば、面談数は、三千回、四千回、と回を重ねるのだろうか?

ボクにはわからない。

毎日が精いっぱいなのだから。

今日も、一日を無事に終えられたことに、ほっとする。

考えてみれば、非日常の毎日である。

だからだろう。

映画「ハート・ロッカー」を、今一度観なおしたい。

ボクの内部で、この映画は生き続けていた。

そう、

「生きて、帰ってきて」と云った

キャスリン・ビグローの低い声の記憶と共に・・・。

●映画「ハート・ロッカー」を観て

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