55歳からのハローライフ 空を飛ぶ夢をもう一度
NHKの土曜ドラマの最終回だ。
イッセー尾形が、巧い!
火野正平もまた巧い!
これはジョン•シュレシンジャー監督の映画『真夜中のカーボーイ』からインスパイアされたドラマだ。
ジョン•ボイドとダスティン•ホフマンのこの名作を、きっと団塊の世代は観ているに違いない。
確信犯的だとボクは思った。
大学時代に、ガールフレンドを連れて『真夜中のカーボーイ』を観に行った。
フロリダに向かう長距離バスのシーンで、彼女がオイオイ泣いたことを思い出しました。
その彼女は、この「55歳のハローワーク」を観ただろうか?
観たら、このドラマが『真夜中のカーボーイ』を下敷きにしていることに気づいたことだろう。
イッセー尾形さんが、本当に巧くて、最後に彼がかすかな希望に満ちるシーンが良い。
人生で何が尊いのか?
その答えが滲みでる。
TVドラマが、こんな最下層とも思える描写をしたのは、初めてではないか?
本当に今、困っている人にチカラを与えるドラマ、かもしれない。
イッセー尾形が「負けてたまるか!」と奮起する場面がある。
そう、
負けてたまるか!
なのです、人生は。
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