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2014年7月14日 (月)

55歳からのハローライフ 空を飛ぶ夢をもう一度

NHKの土曜ドラマの最終回だ。

イッセー尾形が、巧い!

火野正平もまた巧い!

これはジョン•シュレシンジャー監督の映画『真夜中のカーボーイ』からインスパイアされたドラマだ。

ジョン•ボイドとダスティン•ホフマンのこの名作を、きっと団塊の世代は観ているに違いない。

確信犯的だとボクは思った。

大学時代に、ガールフレンドを連れて『真夜中のカーボーイ』を観に行った。

フロリダに向かう長距離バスのシーンで、彼女がオイオイ泣いたことを思い出しました。

その彼女は、この「55歳のハローワーク」を観ただろうか?

観たら、このドラマが『真夜中のカーボーイ』を下敷きにしていることに気づいたことだろう。

イッセー尾形さんが、本当に巧くて、最後に彼がかすかな希望に満ちるシーンが良い。

人生で何が尊いのか?

その答えが滲みでる。

TVドラマが、こんな最下層とも思える描写をしたのは、初めてではないか?

本当に今、困っている人にチカラを与えるドラマ、かもしれない。

イッセー尾形が「負けてたまるか!」と奮起する場面がある。

そう、

負けてたまるか!

なのです、人生は。

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