旧友の訃報に接して
Facebookで友人を見つけて“友だち申請”をしたら、すぐにメッセージをもらった。
友人に友だち申請をする、考えてみれば、西欧的なパーミッションの取り方だ。
その友人の第一報は、旧友の訃報だった。
今年の四月か五月の頃に。
今は、七月。
遥か以前に旧友は亡くなっていた。
最初に勤めた会社の同期だった。
たくさんのエピソードがある。
ボクは、お昼休みに、その訃報に接して、頭が白くなった。
ボクが今いる生者の世界が、眼前に広がっている。
OLさんがランチを楽しんでいる世界だ。
旧友は、神々の領域にいる。
あの、ギラギラした、精力的な面影が蘇ってきた。
さまざまな思い出が浮かんできた。
そして、ひとつの言葉が湧いてきた。
「信用できる男だった」、彼は。
確か、永ちゃんが好きだった。
ボクが本当に困っている時に、彼はボクを守ってくれた。
その時に、ボクは彼がどういう人物かを知った。
一言でいえば、男らしい男だったのだ。
まだ若い年齢で無念であったことだろう。
生きているボクが出来ることといえば、彼の記憶を出来るだけ長く持ち続けることだろう。
長生きをするのだ。
あいつはいい男だった、と呟ける旧友の一人として。
合掌
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